海外で恵まれない子供たちを見て価値観が変わりましたっていう学生いるけど国内でも十分価値観変わる場所あるよ

どうも。タイトルが長いですね笑
 
就活してると、海外ボランティアに行った人が就職活動の面接で「カンボジアの恵まれない子供たちを見て価値観が変わりました!」みたいなこと言うんですけど、国内でも価値観が変わるかわからないけど、考えさせられる場所がありますよーっ。
 
 
 
それは大阪にある西成(あいりん地区)のドヤ街です。ドヤとは日雇い労働者向けの簡易宿泊所のことで、一泊1000円~1500円ほどで泊まれます(1室3畳の和室が多い)
 
僕はこのあいりん地区のドヤ街に3日ほど泊まっていたのですが、日本にいるのに日本じゃないみたいでした。
 
最寄りの新今宮駅を降りると、ホームレスの人がちらほら見えました。 ホームレスのおじさんはほぼ前歯がありません 普通の歩道に毛布をひいて寝ていたり、昼間から酒を飲んで騒いでいたり。ふらふらと歩いていると、ところどころで異臭がします。
 
なんというか、目を合わせたらダメな人が多かった気がします。このあいりん地区から歩いて5分ぐらいすると有名なあべのハルカスがある天王寺があります。
天王寺にいる人は、普通の人ばかりです。ビジネスマンや買い物をしにきた家族など。日本のどこにでもある景色です。
 
5分歩いただけで、こんなにも人の種類が(あまり表現はよくないかも)変わるのかと。高層ビルとホームレス。ものすごい格差みたいなものを感じました。
 
 
僕が泊まったドヤは部屋に風呂、シャワーがなく、大浴場が1階にあるところでした。ドヤに住んでる人たちと一緒にお風呂は正直、こわかった、、
 
だれも話しかけないでくれオーラを放ちながらお風呂に入ったんですけど、見慣れない若者だからなのかものすごく話しかけられました笑
 
最初はびくびくしながら話を聞いていたんですけど、話してみたら普通のおじさんでした。阪神はどうだとか、最近のドラマはつまらんとかほんとに世間話。
 
仲良くなった隣の部屋のおじさんとは新世界にうどん食べに行ったりしました。ドヤ街には連帯保証人になって借金から逃げてきた人や、精神障碍者が親族から捨てられてここに流れ着いたなどなどほんとか嘘かわからないことまでいろいろと話してくれました。
 
帰る日には駅まで見送りにきてくれるほど、いい人でした笑
 
 
僕がこのあいりん地区のドヤ街にいて感じたことは、身近なところで海外のような地域格差があること、そしてそこにいる人は案外普通の人が多かったということでした。
 
普通の人が何かのきっかけ(借金や病気)で、あいりん地区の日雇い労働者のようになってしまうということ。誰もが、彼らのようになる可能性があるということです。
 
価値観を変えたいみたいな学生(若者)はカンボジアやインドに行くのもいいけど、西成のあいりん地区もいいよ。海外行くよりお金かからないし、パスポートもいらないしね笑